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LIVING IN PLACE

セール価格 2,420円(税込)

「LIVING IN PLACE」。これはFieldofficeが時空と手に手をとり、獲得してきた「自主的な空白」の地域実験であり、うっかりすると出てくる、ポストコロニアル的な自我の放逐に挑戦し、政治上の慣習と衝突することでもある。-黄聲遠

フィールドオフィス・アーキテクツは、黄聲遠によって設立され、台湾の宜蘭(イーラン)県を中心に活動を続けている。本書は、市民や行政を巻き込み、時間をかけて宜蘭の地に理想郷を築きあげた彼らの初の作品集。建築やランドスケープに留まらず、独自に予算を取り付け、橋や遊歩道といった公共事業まで創出してしまう彼らの活動を、豊富なテキストと写真・図面を中心に紹介。台湾で最も注目されているフィールドオフィス・アーキテクツの魅力を解き明かし、地方で設計する喜びを存分に伝える一冊。

■目次

・序-リビング・イン・プレイス 黄聲遠

・黄聲遠とは何者か 小野田泰明

・青空の下で-フィールドオフィス年表

・台湾 宜蘭

・悟りI 時間と仲良く

・宜蘭湖畔旧市街生活回廊(第1束 維管束)1995-2008

・湖畔活動

 宜蘭社会福祉センター、楊士芳記念林園

 西堤屋根付橋・宜蘭河堤グリーンベルト

 鄂王光小道、津梅橋遊歩道

・第1束 維管大地図

・Diu Diu Dangと蘭城三日月計画(第2束 維管束)2014-

・第1+第2束 維管束大地図

・Diu Diu Dang活動

 Diu Diu Dang森林、宜興路歩道+宜蘭鉄道倉庫再生+童話公園

・三ケ月活動

 宜蘭酒造所再生、宜蘭誠品書店(インテリアデザイン)

 中山小学校体育館+中山公園と周辺地域の再活性化+156通り

 宜蘭美術館(旧台湾銀行宜蘭支店のリノベーション)

・城南地区遊歩道2009-

・Diu Diu Dang 高架橋下遊歩道

・蘭陽女子高校前歩道再生

・第1+第2+第3束 維管束大地図

・悟りII 山と海と水と土の間に暮らして

・フィールドオフィス建築学校

・石碑金面展望台

・礁渓生活学習館

・員山神風特攻機オン体壕ランドスケープ博物館

・冬山河水門横公共トイレとランドスケープ

・大坑取水所 武老坑石堰

・マスタープラン(礁渓温泉地域+流水路+カバラン水公園)

・砂丘ランドスケープ美術館(荘園旅客サービス区)

 +利澤焼却場ランドスケープ戦略

・悟りIII 大キャノピーとランドスケープの参考線

・三星役場全天候型広場(ネギ棚)

・樟仔園歴史物語公園

・羅東文化工場

・悟りIV 自分自身の体で記憶し、慣れてしまった時間は自然に忘れる

・櫻花陵園D区納骨廊

・櫻花陵園入り口橋+サービスセンター

・渭水之丘/櫻花陵園

・雲門新家

・専門、一体何のために? 黄聲遠

著者:フィールドオフィス・アーキテクツ(田中央工作群)+ホァン・シェン・ユェン(黄聲遠)

出版社:TOTO出版

サイズ:A5

ページ数:288

発行年:2015.07