
ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用
建築家・藤村龍至が建築を知のツールと見立て、論を展開する。
建築を知識と形態の創造的な関係=「ちのかたち」としてとらえ、設計作業のあらゆる断面を建築的思考のプロトタイプとして観察し、実践してきた建築家・藤村龍至。本書は民主主義と大衆主義のあいだで揺れ、AIがより多くのデータを扱うようになった今日の社会で、多様性を認め、寛容な社会を実現するために、積極的な知のツールとして建築を再定義しようとする藤村の最新の建築作品・論考を収録した1冊。
■目次
・ちのかたち
・フクシマへ通い、線を引く
・超線形プロセス
・記号をめぐる試行錯誤 ○○の家
・集団で学ぶこと、集団で決める事
・集合的な知にかたちを与える
・記号から連続へ 3つのアパートの試行錯誤
・集合的かつ連続的な建築へ
・「ちのかたち」としての建築
・線を引くこと 藤村龍至の建築的思考 南後由和
・あとがき
著者:藤村龍至
出版社:TOTO出版
サイズ:173×120
ページ数:460
発行年:2018.08