「水都」大阪物語 再生への歴史文化的考察
文明の源であり、人間社会の生命線でありながら、他方では、人々の営みを一瞬にして破壊する恐るべき力ももつ「水」。水と陸とのあわいに育まれてきた豊饒な文化を歴史のなかに巡り、「水都」大阪再生へのヴィジョンを描く。
■目次
はじめに 「水都」大阪の想像力
都市の原点としての「水」
「水の都」大阪の誕生
新たな物語のはじまり
序
1 浜 水と陸とが出会う場所から
第Ⅰ部 「水の都市」大阪の誕生
2 山 江戸の「公共事業」
3 都 「水都」というアイデンティティ
4 災い 治国在治水
5 新地 周縁部としての水辺
第II部 陸と海のあわいで
6 桟橋 陸と海との架け橋
7 リゾート 鉄道と別荘
8 潮湯 新しい海水浴
9 楽園 都市の余白に描かれた夢
10 夜景 水と都市と光
終 水景 「浜」の再生へ
1 水景の都市
2 川からみた都市
3 都市再生と水際
4 誰もが水辺を利用できる権利
5 水際の「自由空間」
6 水辺の景物を楽しむ
あとがき
著者:
出版社:藤原書店
サイズ:A5
ページ数:220
発行年:2011.03
