図説世界建築史 14 新古典主義19世紀建築2
■序文より
1750年から1870年までの時代が、本書では描かれている。「新古典主義」という言葉は誤解されやすいので、私たちはそれにこだわらず、いずれも重要であるフランスで発展した合理主義の理論と、イングランドにおけるピクチャレス運動とを強調した。本書は建築史の文献なのだから、この時代における都市計画、運輸、工学といった分野での重要な展開はあまり言及していない。建築は知的かつ物質的な基礎のうえに成り立っている。新しい諸運動の背後にあって非常にしばしば見落とされがちな理論や理念を私たちが強調することで、この時代に新たな光があてられれば幸いである。
著者:ロビン・ミドルトン+デイヴィッド・ワトキン、土居義岳
出版社:本の友社
サイズ:260×260
ページ数:264
発行年:2002.05
