
すべての子どもに遊びを ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド
子どもたちにとって公園が遊び場だとしてもすべての子ともが対象とは言い難い。障がいのある子どもが自由に遊べるような公園は少ないのが現状である。今、求められているユニバーサルデザインの遊び場は、障害の有無を問わずあらゆる子どもが自らの力を生き生きと発揮して共に遊び学べる場所である。本書は親を含む地域のさまざまな大人たちが子どもの成長を見守り支え合えるような場所、そんな公園づくりを通して、すべての人が参加するインクルーシブな社会づくりの重要性を説いている。
■目次
1.基本的な考え方/Concept
遊びの重要性、障害のある子どもと遊び、公園とユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインの遊び場と5原則
〈視点1〉子どもの「遊び」と多様な人が支え合う地域社会
〈視点2〉障害者政策の観点でみるユニバーサルデザインの公園づくり
2.遊び場の計画と運営/Planning and Management
敷地の選定、さまざまな住民の参加
利用の促進とスパイラルアップ、公園調査トピックス
3. 遊びのデザイン/Play Design
遊び場の概要、ブランコ、振れ動く遊具、回る遊具
バランス遊具、滑り台、登り遊具、複合遊具、砂遊び
水遊び、もっと自然遊び!、もっと粗大運動を伴う遊び!
もっと微細運動を伴う遊び!、もっと感覚的遊び!
もっと社会的遊び!、公園調査トピックス
4.場のデザイン/Site Design
公園へのアクセスと安全、出入り口、外周の囲い
園路、地面、ベンチ・座る場所、水飲み場・手洗い場
トイレ、公園調査トピックス
著者:柳田宏治、林卓志、矢藤洋子
出版社:萌文社
サイズ:B5
ページ数:128
発行年:2017.09