前川國男 現代との対話
ル・コルビュジエに師事し、戦前戦後の日本近代建築に大きな足跡を残した建築家、前川國男。本書は2005年に開催され大きな話題となった展覧会「生誕100年・前川國男建築展」の関連企画として、2005年から2006年にかけて行われた7回の連続セミナーと2回のシンポジウムの講演内容を収録。現代の建築や都市を考える上でも、必読の一冊。
■目次
・1「ル・コルビュジエの建築的プロムナードを越えて」富永譲
・2「アントニン・レーモンドから学んだこと」三沢浩
・3「戦時下に育まれたものとは何か」藤森照信
・4「技術を通して実現しようとしたもの」林昌二
・5「建築に風土性を取り込むこと」平良敬一
・6「都市への手がかりを建築に求めて」野沢正光
・7「建築に時間を取り戻すために」内藤廣
・8「前川國男をどう見るか」鬼頭梓・林昌二・松山巌・布野修司
・9「前川國男から受け継ぐもの」槇文彦・富永譲・内藤廣・鈴木博之
・「前川國男を次の世代へ伝えるために」大谷幸夫・内藤廣・松隈洋
・まとめ「よりどころとなる場所を築くこと」松隈洋
・前川國男に関する展覧会、掲載記事、出版物データ
・前川國男主要現存作品
著者:松隈洋
出版社:六耀社
サイズ:A5
ページ数:328
発行年:2006.10
