くさる家に住む。
人と人、人と自然が共生する10の暮らし方
古くて新しい住まい方
各地を訪ね歩いて、出合ったのは10の素敵な家と暮らし。そこには環境に負荷をかけない知恵、自分たちの暮らしを自力でつくる喜び、血縁や地縁に代わる小さな社会があった。そして見つけた答えは「くさる家」だった。
「くさる」は熟成。手をかけて暮らすことで味わいが深まる家。「くさる」は朽ちる。土と水と空気を汚さず建てられて、最後はひっそり土に還る家。「くさる」は鏈る。人と人とが鎖のようにつながって、人が人らしく生きられる家。
本書は、これから家を建てる人、建てようとしている人、新しい住まいでの生活を始めようとしている人、少しでも環境に負荷をかけない暮らしをしたい人が、「素敵だな,楽しそう、ちょっとやってみたいかも」と思えるたくさんのヒントが詰まっている1冊です。
■目次
第1章 環境共生の知恵
深沢環境共生住宅 緑多き住まいに人のつながりが深まる
白山通りのいえ 都市の中に自生する一本の木のような家
グリーンフェロー 空に向かってそびえる緑の館
第2章 自力・自足の家づくり
落日荘 完成まで20年、夫婦二人でつくり続ける家
八ヶ岳山麓のいえ セルフビルドの農ある暮らし
第3章 土に還る家
琵琶湖畔のいえ 後世につけをまわさない「くさる家」
邦久庵 超高層ビルの先駆者が建てた「終ついの住すみ処か」
第4章 新しいコミュニティの可能性
大森ロッヂ 緩やかに町とつながる木造長屋
コレクティブハウス聖蹟 住む人一人ひとりがつくる「小さな社会」
ゴジカラ村 雑木林のような「時間に追われない国」
column 1 森の恵みを燃料にする〔ペレットストーブ〕
column 2 生ごみをガスと液肥に変える〔バイオガスプラント〕
column 3 50Wの電気をつくる〔太陽光発電システム〕
column 4 セルフビルドは究極のDIY
著者:つながーるズ
出版社:六耀社
サイズ:A5
ページ数:160
発行年:2013.02
