地味のあるデザイン 日本の「家具」に導かれて
建築から箸置きまで、多くの人の心をとらえてきた小泉誠のデザイン。25年にわたり数々の「生活の道具」を世に送り出してきた。その活動は東京にとどまらず全国各地に広がり、さらに、それは点から線、面へと拡大している。
これまで、自らの考えやデザインを声高に語ってこなかった小泉が、本書で初めて、その胸のうちを語った。小泉の「道具」を知っている人も知らない人も、その「地味」の裏側にある深い思いを知ることができる。すべての「モノづくり」に関わる人やこれから関わる人、地域の活性化を目指す人にオススメの一冊。
■目次
1. 原点
僕が惹かれるもの / 僕は日本の家具デザイナー
コラム / 小泉誠が独立した頃のインテリア・デザイン事情
2. 価値観
腑に落ちるまで / 理のあるデザイン / 現場で、原寸で考える
考え方を考える / 活かすデザイン
コラム / 産地とデザイナーの変遷
3. 方法
地域でのモノづくりが始まった / 地域との仕事にどう向き合うか
徳島での関わり方 / 高岡て?の仕事 / 富山の活動
4. スタンス
じっくり しっかり ゆっくり / 家業と事業
5. 今
大学で教える / 国立という場所 / 点、線、面 / 家づくり
・おまけ(その他の作品解説)
著者:小泉誠
出版社:六耀社
サイズ:A5
ページ数:190
発行年:2015.08
