磯崎新と藤森照信のモダニズム建築談義
現代建築界の巨匠、磯崎新と藤森照信が自由に語り合った『磯崎新と藤森照信の茶席建築談義』(2015)に続く建築口伝 第2弾。
1920年代はじめから1960年代終わり、建築界では19世紀前の様式建築が終焉を告げ、新たな時代の、新しい建築様式「モダニズム建築の時代」を迎えていた。当時、日本においてモダニズム建築を牽引していたのは、アントニン・レーモンド、吉村順三、前川國男、坂倉準三、白井晟一、山口文象、大江宏、吉阪隆正・・・。
戦争の影響を受けながらも、彼らは何を考え、どう行動したのか。そして、その後日本でポストモダンを提唱した磯崎新や丹下健三らの想いとは。
■目次
・序 語られなかった、戦前、戦中を切り抜けてきた「モダニズム」
・第一章 アントニン・レーモンドと吉村順三 アメリカと深く関係した二人
・第二章 前川國男と坂倉準三 戦中のフランス派
・第三章 白井晟一と山口文象 戦前にドイツに渡った二人
・第四章 大江宏と吉阪隆正 戦後1950年代初頭に渡航、「国際建築」としてのモダニズムを介して 自己形成した二人
・対談を終えて
・おわりに
・年表 1880-1980
著者:磯崎新、藤森照信
出版社:六耀社
サイズ:A5
ページ数:331
発行年:2016.08
