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植田実の編集現場 建築を伝えるということ

セール価格 1,650円(税込)
コンディション:表紙ヤケ、ヨゴレ

1968年5月に創刊された月刊雑誌「都市住宅」。建築界には特異な存在として、とりわけ若い建築家や学生たちの支持を受けた。編集長であった植田実はラディカルな建築家たちの仕事や研究を照らし出し、都市に引き裂かれた住宅の状況を表す誌面づくりを試みた。また、「住まい学大系」シリーズでは編集長として住まいを中心に据えつつも拡散的なテーマの展開によって暮らしにまつわる多様な視点を与えてくれた。こうした植田実の長年にわたる編集と建築評論の活動の軌跡が、神戸芸術工科大学の花田佳明によって書き下ろされている。

花田佳明による植田実の手がけてきた雑誌、書籍の数々を読み解く作業からは、植田実の独自の編集方針が解き明かされる。また、植田実による4本の編集論も再録されている他、2003年度日本建築学会賞文化賞の受賞を記念して開催された展覧会の記録では、40年以上に及ぶ植田実の仕事を軸に各時代、各世代が交錯する。本書は、建築と社会のゆるやかな関係を積み重ねてきた植田実の編集という仕事、編集者という生き方と出会った多くの人が紡ぐ現在進行形の「編集現場」である。

■目次

編集者・植田実論 建築に抱かれて夢を見る

・はじめに

・第一章  植田実と私

植田実という名前との出会い/「真夜中の家」の不思議/問題設定

・第二章 原風景

戦前の記憶/東京から小倉へ/帰郷/原風景としての戦前の東京

・第三章 編集者・植田実の誕生

「建築」編集部へ/最初の仕事/「建築」から学んだもの

・第四章 建築雑誌の革命

「都市住宅」誕生/「都市住宅」各論/「都市住宅」の磁界と磁力

・第五章 書き手としての植田実

「建築コラム 1962-1994」/「真夜中の家」で見た夢

・第六章 単行本に託されたもの

住まい学大系/夢の定着

・第七章 日本の建築ジャーナリズム史の中で

日本の建築ジャーナリズムの編集者たち/植田実の位置

・第八章 批評と夢と編集と

あいまいな「家」/幻視の彼方へのエディトリアルクリティーク

・さいごに 建築に抱かれて夢を見る

・引用文献リスト/参考文献リスト

・謝辞

・植田実の編集論・再録

私たちが読む植田実の仕事 展覧会の現場から

・会場の入口に 原広司

・会場デザイン 塚本由晴

・ドキュメント つくり続ける展覧会

・現役学生が読んだ「都市住宅」の建築家

六角鬼丈vs泉谷祐次+佐藤あさみ/東孝光vs小野陽輔/毛綱モン太vs高橋祐希/鈴木恂vs岩崎政景/伊東豊雄vs今泉春香+樽見優希/阿部勤vs林久順/坂本一成vs高橋学+田中洋平/原広司vs庄司光宏+尾原伸輔/象設計集団vs岡本冬夢+佐藤満樹/藤井博巳vs中山誠健/安藤忠雄vs上村康弘+根本幸一+細川岳史

・模型製作指導 元倉眞琴+山本圭介

著者:花田佳明

出版社:ラトルズ

サイズ:A5

ページ数:200

発行年:2005.05