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東京駅はこうして誕生した

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一つの建造物が都市をつくった。東京駅を中心に鉄路は放射状に延び、近代都市・東京を形成した。本書では、鉄道・駅という観点から、どのようにして東京は大都市へと変貌していったのかを探り、建物というものが本来にもつ力量を見出す。

■目次

・口絵 東京駅ができるまで

・はじめに 都市を変えた建物

・第1章 東京と鉄道以前

東京駅のある場所/東京という街/東京の拡大と変形/日本の鉄道前夜

・第2章 鉄道がやってくる

鉄道は官設官営で/お雇い外国人/海の上の陸蒸気 東京編/海の上の陸蒸気 横浜編/幻の駅舎 新橋ステーション

・第3章 汽笛一声

新橋-横浜が正式開通/官営鉄道と民営鉄道/西へひろがっていく鉄路/「東京市街輪環線案」が登場

・第4章 帝都の表玄関とパス・スルー

変貌する都市東京/ヘルマン・ルムシュッテル/街をこえていく工事/フランツ・バルツァー/辰野金吾博士

・第5章 中央停車場建設

帝都の表玄関を設計する/日本最大の建物/基礎工事から鉄骨組み立てへ/入札/落札/大林芳五郎/三菱ケ原と立地/施工/磐石の基礎づくり/総工費282万2005円3銭也

・第6章 走り出す東京駅

完成/動き出した20世紀/開業式典/凱旋行進/東京駅開業

・第7章 疾走する大東京

山手線つながる/さらにさらに拡がる東京市/「大東京」出現/二度の大厄災

・第8章 大転換と大変容

ターミナル、繁華街となる/ぐるりまわるはヤマノテセン/都市連合都市/未来へ

・おわりに 原点へ

・参考文献一覧

著者:林章

出版社:ウェッジ

サイズ:B6

ページ数:281

発行年:2007.01