デザイン学 思索のコンステレーション
アブダクション、バウハウス、コスモロジー・・デザインに関する重要なことばを星座(コンステレーション)のように散りばめ、そのことばとの出会いや意味世界を探る。「デザインは専門のない専門」だと考え、デザインが対象とする具体的な世界を、生命原理と深くつながったものとして見渡す。 40 年以上デザインを論じてきた著者が思索する、デザインの根原的風景。第8回竹尾賞受賞。
■目次
アブダクション 生成の根原へ、制作の地層へ
コスモロジーとしてのバウハウス
マイナス方向への遡行と生成
世界の生成プロセスとしての身振り
相互作用 ―呼びあい、触れあい、響きあいの生成
メタモルフォーゼと生命リズム
均衡関係がもたらす新たな造形
リズムの構造・構造のリズム
生命の原像へ、生成の原記憶へ
原像とメタモルフォーゼ
生活世界の「質」と工作連盟( ヴェルクブント) 運動
二十一世紀のあるべき生活世界の道
あるべき生活世界の形成―真の価値と富とはなにか
あとがきにかえて
「コンステレーション」へ 創発のトポス
著者:向井周太郎
出版社:武蔵野美術大学出版局
サイズ:四六
ページ数:461
発行年:2009.09
