建築以前、建築以後 Before Architecture、After Architecture 菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA
小山登美夫ギャラリーで開催された「建築以前・建築以後」展をもとに構成された書。
菊竹清訓、伊東豊雄、妹島和世、西沢立衛、SANAAの日本人建築家が作成したドローイングや模型を中心に展示された。建築家が設計作業の過程で作るドローイングや模型は、まだ実在しない建物や空間のリアリティを仮想的に構築するものであり、その意味で「未だ建築にならざるもの」だと言える。この「未だ建築にならざるもの」が持つ表象としての可能性と多様な展開を追った。また、世代の異なる4人の建築家は戦後日本の建築界においてひとつの系譜を形作ってる。展覧会は、約50年のタイムスパンのなかでこの系譜を再検証する試みにもなっている。
■目次
・概論:空間の表象を超えて 鈴木布美子
・菊竹清訓
海上都市、塔状都市+海上都市、塔状都市、海洋都市、アクアポリス、瀬戸内リニア都市
エッセイ:菊竹清訓
・伊東豊雄
ノルウェー・オスロ市ダイクマン中央図書館
インタビュー:伊東豊雄
・妹島和世+西沢立衛/SANAA
ロレックス・ラーニング・センター
ウォルター・ニーダーマイヤー
・妹島和世
犬島「家プロジェクト」
ホンマタカシ
・西沢立衛
t-project、ガーデン アンド ハウス
インタビュー:妹島和世+西沢立衛/SANAA
・映像
・スペシャルイベント
・対談:菊竹清訓×伊東豊雄
・評論:なぜ建築はコレクションされるべきなのか 保坂健二朗
・作品リスト
・作家プロフィール
著者:小山登美夫ギャラリー、鈴木布美子
出版社:アクセス・パブリッシング
サイズ:185×255
ページ数:87
発行年:2009.11
