日記のなかの建築家たち
編集出版組織体アセテート最後の本!
本書は、雑誌『a+u』の初代編集長であった中村敏男が1953年から刊行時点の2015年現在まで書き続けている日記を下敷きとした回想録である。日記には某日の某人が、夜会の席でつけていたネクタイの色まで記されている。20世紀後半の世界的な近代建築の動向が具体的な日々の出来事からつづられた書はこれ以外にない。私たちは幾人もの建築家、建築史家たち、遺された人々の等身大の動きを知ることができるだろう。
■目次
『近代建築』の頃
鹿島出版会の頃
『a+u』の誕生
磯崎特集とカーン特集
ニューヨーク・ファイブ
インスティテュート(IAUS)
ホワイト・アンド・グレイ
『a+u』の写真家たち
ガラスの家
グロピウス邸からシンドラー邸へ
アンビルト・アーキテクトたち
ロサンゼルスの建築家たち
アルフレッド・ロート教授とチューリッヒ1
アルフレッド・ロート教授とチューリッヒ2
アルド・ロッシのこと
ミラノ・コモ・アスコナ
すべての建築がホラインである
ウィーンで会った建築家たち
ル・コルビュジエをめぐる人々
ロンドンの建築家たち
アムステルダムの建築家たち
ドイツ日記1-マンフレッド・シュパイデルのこと
ドイツ日記2 「近代建築」をたずねて
プリツカー建築賞の人々
二人の韓国人建築家
著者:中村敏男
出版社:アセテート
サイズ:210×128
ページ数:224
発行年:2015.08
