拡張する空間 建築家とITアーキテクトがつくるもの 藤本壮介×鈴木雄介
建築家・藤本壮介氏とITアーキテクト・鈴木雄介氏による対談本。
構造物を設計するという共通した職能をもつ両氏が、「何をつくるか」「いかにつくるか」について語り合う。建築設計とコンピューター・ソフトウェア開発は極めて多くの点でリンクしていることが示され、建築設計者にとっては、ソフトウェア開発を透かして見ることで建築設計の新たな視野を獲得できるかもしれない。またIT技術者は、ソフトウェア開発において、なぜ「パタン・ランゲージ」が注目されるのかを当概念の本家である建築の歴史から知ることができる。藤本氏が設計し、2010年5月にオープンする武蔵野美術大学美術資料図書館の設計秘話も収録。また、鈴木氏は独自の視点からソフトウェア開発をわかりやすく解説したコラムを書き下ろしている。
■目次
対談 藤本壮介×鈴木雄介
・Chapter 1
「つくる」という循環
・Chapter 2
オブジェクト指向 空間の言葉
Column
ソフトウェア開発とは何か 鈴木雄介
・Chapter 3
万里の長城 把握できない全体性
空間という恐怖 藤本壮介
ソフトウェアの気配 鈴木雄介
著者:藤本壮介、鈴木雄介
出版社:コム・ブレイン
サイズ:A5
ページ数:173
発行年:2010.04
