
ひとつなぎの建築
世界中の出来事の間には、必ず何らかの因果関係が働いている。一見無関係と思われる出来事同士もまた、いくつかの因果を経て起きている。あらゆる生命体や自然環境を含めた地球上の全ての事象の間に働いている力、その因果律全体の輪郭を著者は「ひとつなぎの建築」(Unity Architecture)と呼ぶ。互いに自立しながらも全体としては緩やかに共存する、そうした建築の在り方を描いた意欲作。フィンランド独立期に勃興したナショナル・ロマンティシズムをヒントに、専門化によらない建築・デザインの未来を探る。
著者:渡邊大志
出版社:ADP
サイズ:A5変
ページ数:142
発行年:2021.10