みんなの家。 建築家一年生の初仕事
独立したての若き建築家に初めての依頼が舞い込んできた。施主は当代きっての論客、内田樹さん。
1階が合気道の道場兼能舞台兼寺子屋、2階が自宅の、武家屋敷のような家にしたいという施主の難題に天然素材と匠のチームで挑んだ、新人建築家の物語。
「ほぼ日刊イトイ新聞」の好評連載、待望の書籍化!
■目次
はじめての依頼/施主との出会い
「イメージは武家屋敷」/水晶のような家
初めてのプレゼン/フォルコラ-ヴェネチアで見つけた宝物
命名「凱風館」/建築家は指揮者
美山町・小林直人さんの杉/国産の木で家を建てるということ
施工者は中島工務店に決定/加子母から檜の家づくり
凱風館、出発-快晴の地鎮祭/ポルトガルで巨匠と逢う
縁の下の力持ち-金箱先生の構造設計
大工たちの身ぶりと息づかい/大地の壁をつくる
土のソムリエ・井上良夫さん/淡路のカワラマン・山田脩二さん
カーテンを超えるカーテンをめざす・安東陽子さん
時間に耐える建築-アルハンブラ宮殿と東大寺南大門
名脇役たち/魂の画家・山本浩二さん
「鏡」としての「老松」/「凱風館施工記念」マラソン
みんなの家。
・スペシャル鼎談「凱風館へようこそ」
井上雄彦(漫画家)×内田樹(施主)×光嶋裕介
著者:光嶋裕介
出版社:アルテスパブリッシング
サイズ:四六
ページ数:221
発行年:2012.07
