山岳に生きる建築 日本の近代登山と山小屋の建築史
県下に北アルプスをはじめ、山ファンを唸らせる名山を擁する長野県。信州大学工学部で山小屋の建築史を研究している著者による、貴重なフィールドワークの報告。
■目次
・第1章 近代登山と山小屋
近代登山の普及/山小屋の軒数・収容人数の変遷/山小屋の建設過程
・第2章 山小屋の三つの型
山小屋の建物をはかる/岩小屋・石室・木造小屋
・第3章 山小屋をどう建ててきたか:槍ヶ岳山荘の建設
槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘/槍ヶ岳山荘C棟の建設工程/歩荷による材木運搬
・第4章 山小屋をどう守ってきたか:涸沢ヒュッテの冬囲い
涸沢の山小屋/吉阪隆正による涸沢ヒュッテ新館の設計/冬囲いの構法
・第5章 山岳建築としての山小屋
国登録有形文化財の山小屋/世界の山小屋・日本の山小屋
・あとがき/出典・参考文献
著者:梅干野成央
出版社:オフィス・エム
サイズ:A5
ページ数:80
発行年:2013.04
