ル・コルビュジエ　諸芸術の綜合　1930-1965

2025年パナソニック汐留美術館で開催された展覧会の公式図録。建築以外の視覚芸術の分野においても革新をもたらした建築家ル・コルビュジエ。1930年代以降に彼が手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリー、そして後期の建築作品も紹介し円熟期のル・コルビュジエの芸術観を明らかにする。レジェ、アルプ、カンディンスキーといった同時代の先駆的芸術家たちの作品を対峙させ当時の彼の立ち位置も浮かび上がらせる。

■目次

・モダニズムの統一への探求

・ル・コルビュジエ：光の本質

・1　浜辺の建築家

・2　諸芸術の綜合

・3　近代のミッション

・4　やがてすべては海へと至る