
メランコリーと建築 アルド・ロッシ
20世紀でもっとも重要な建築家・建築理論家のひとりであるアルド・ロッシ研究の決定版、待望の翻訳。
ポルトガルの建築家ディオゴ・セイシャス・ロペスが「メランコリー」という言葉を介して、ロッシの理論と実践の連関を解き明かす意欲作。
■目次
・序論
今となっては失われた/不完全さについてのありふれた感情
・第一章 メランコリーと建築
近代性、不安、空間/崇高の美学/大都市と憂鬱/中心の喪失/鬱屈した建築
・第二章 アルド・ロッシの場合
戦後の時代/あるリアリズム教育/連続性か、危機か
選択としての建築/記憶としての建築/自伝としての建築/政治と詩学
・第三章 サン・カタルドの墓地
文化の徴し/設計競技の一次審査/設計競技の二次審査
計画と建設/死者たちの家/打ち捨てられた家/骨格の形/影の建築/メメント・モリ
・結論
オプティミズムの建築?/文化と危機/結びにかえて
著者:ディオゴ・セイシャス・ロペス、服部かおり、佐伯達也、片桐悠自
出版社:フリックスタジオ
サイズ:四六
ページ数:270
発行年:2023.05