国宝建築探訪
日本の国宝建築はすべて木造である。7世紀に建てられ、世界で一番大きいとされている東大寺の金堂(大仏殿)など、これらの建物は日本が木の文化の国であることを如実に物語っている。国宝建築物に使われている木材は長年の風雨に曝され、時として表面が風化し、虫や菌に犯されながらも今日に及んでいる。このような木材の表情を伝え、木材の優しさ、良さ、すごさを知ってもらうべくまとめたものが本書である。図面は掲載されていないが、豊富な白黒写真が国宝建築物本来の姿を映し出している。
著者:中野達夫
出版社:海青社
サイズ:A5変
ページ数:312
発行年:2000.03
