
未完の万博
賛否の分かれる大阪・関西万博。「建築」はどんな未来を示せているか?
──世界最大の木造建築といわれる大屋根リング、「2億円トイレ」と呼ばれた若手建築家の作品、そして未完に終わったロシアパビリオン……。賛否の分かれる大阪・関西万博を「建築」から問い直す、ふたつの座談会と書き下ろしの論考・登壇後記を収録。
万博建築はいかなる未来をつくるのか。建築家はどのような役割を果たすべきか。トイレ、ショッピングモール、社会主義建築、ロシアなど、ほかにはない切り口から万博と建築の関係にせまる、必読の一冊ができました。
■目次
・はじめに 上田洋子
・[座談会1]万博建築はどんな未来を示せるか 浅子佳英+藤村龍至
・[登壇後記]未来都市は荒屋敷である──対談のあとに 藤村龍至
・[座談会2]パビリオンの夢──大阪・関西万博と未完のロシア館 本田晃子+上田洋子
・[論考]万博会場に空いた穴──不在のロシア館を通して見る、万博建築の過去と現在 本田晃子
・図版出典
著者:浅子佳英、藤村龍至、本田晃子、上田洋子
出版社:ゲンロン
サイズ:親書
ページ数:182
発行年:2025.09