
ロシア構成主義 生活と造形の組織学
アートにとどまらず、日用品から内装まで、あらゆる生活文化におけるモダン・デザインの源流となった「ロシア構成主義」。ロシア革命後の1920年代に、単なる「芸術」ではなく、「社会に役立つ造形」への転換を試み、新たな社会主義文化を創造しようとしたこの運動が、なぜスターリン時代を生きのび、21世紀の高度資本主義の現在にいたるまで、もっとも重要なスタイルになったのか。「暮らす」「住む」「見せる」「報せる」をキーワードに描く描き下ろし論考。
■目次
・はじめに
・色と形の組織学
・社会主義の造形
・社会主義に住まう
・社会主義に暮らす
・社会主義を見せる
・社会主義を報せる
・おわりに
著者:河村彩
出版社:共和国
サイズ:菊変
ページ数:304
発行年:2019.02