
秀和レジデンス図鑑
街でよく見かける、あの「南欧風マンション」の歴史とディテールを徹底解剖。
高度経済成長期に誕生したマンションシリーズが、今なお愛され続ける理由がわかる!!
青い瓦屋根、白い塗り壁、アイアン柵のバルコニー、モザイク画のようなタイル。「秀和レジデンス」という名前を知らなくても、これらの特徴で「あのマンション! 」とピンとくる人もいるのではないでしょうか。
秀和レジデンスは、1964年東京オリンピックの年に竣工されたマンションシリーズです。
その可愛らしい外観から建築ファンに愛されるだけでなく、一等地に建つ恵まれた立地からヴィンテージマンションとしての人気も高い。
本書は、秀和レジデンスの細部を徹底取材し、白い塗り壁のタイプ別紹介やタイルのパターン、バルコニーのデザインの違い、レトロなステンドグラスや照明、個性的な塔屋などを豊富な写真で紹介。あわせて、住人インタビューと部屋の詳細解説を通して、外観と住居の両面から魅力に迫る一冊です。
今年(2022年)に取り壊しが始まったシリーズ第1号「秀和青山レジデンス」の歴史物語ほか、「南欧風の外観になった理由」「秀和ブルーという色が存在した」「白い壁のつくり方」「秀和創業者 小林茂ストーリー」など読み物ページも充実。巻末には全国134棟の秀和レジデンス一覧も収録。
著者:谷島香奈子、haco
出版社:トゥーヴァージンズ
サイズ:A5
ページ数:192
発行年:2022.02