
離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし
日本には、定住者のいる有人島がおよそ400島ある。
それらの島々には、貴重な生態系や日本の原風景があり、暮らしのなかには伝統の習俗や祭りが数多く残されている。
こうした特有の文化や自然が色濃く反映されているのが、離島の建築群。
本書は、「日本の縮図」とも言われる離島の文化や生活、住人のストーリーについて、島々の建物を通して知る一冊。
■目次
INTRODUCTION
01 離島の基礎知識
02 離島は文化の集積地
03 離島のタイプ別解説
INTERVIEW
01 焼尻郷土館(旧小納家)<北海道/焼尻島>
鰊漁の繁栄を語る和洋折衷の不思議な建物
02 コーガ石の建物群 <東京都/新島>
唯一無二の石造り集落
03 いんのしまペンション白滝山荘(旧ファーナム邸)<広島県/因島>
祝福された洋館
04 粟島海洋記念館(旧国立粟島海員学校) <香川県/粟島>
世界へ船乗りを送り出した海員学校
05 かあちゃんの店 <長崎県/池島>
記憶に残り続ける池島の味
06 姫島小学校・志摩中学校姫島分校 <福岡県/姫島>
愛されるぬくもりの木造校舎
07 金沢屋旅館(旧金澤楼)<新潟県/佐渡島>
佐渡に唯一残った元妓楼旅館
ARCHITECTURE TOURS
01 島の暮らしに欠かせない建物~港待合所・商店・郵便局~
02 長崎・天草の個性的な教会建築
03 琵琶湖の暮らし・沖島
04 ユニーク・アーキテクチャ
05 石垣・塀・壁
06 離島の社寺
COLUMN
01 北の島の屋根 ―天売島―
02 離島の石造り建築
03 建築から知る瀬戸内の歴史
04 南の島のたてもの探訪
05 島の路地を歩く
06 島の学校建築
07 離島の灯台
著者:箭内博行
出版社:トゥーヴァージンズ
サイズ:A5
ページ数:191
発行年:2024.04