創作ノート 大熊町立「学び舎ゆめの森」を巡る物語
これまで当たり前とされてきた学校の風景
整然と並ぶ四角い教室、黒板に向かって配置された机と椅子
自分のクラスの、自分の席という小さな居場所
そんな当たり前を離れた時、子どもたちの学びは、そしてその町の未来はどのように変わるのでしょうか。2023 年8 月、東日本大震災の原子力災害から再生する福島県大熊町に、0 歳から15 歳までの子どもたちが地域と繋がりながら共に学ぶ公立学校「学び舎ゆめの森」が誕生しました。ゼロからのまちづくりが進む大熊町だからこそ実現できた従来の枠組みを超えた空間設計と学びのかたち。その挑戦は全国的な注目を集め、開校後わずか2年で5000 人を超える視察者が訪れています。
本書では、設計プロポーザルから、完成したゆめの森で繰り広げられる子どもたちの日常風景までを、多彩な図版・スケッチ・写真、そして関係者それぞれの“声” とともに紹介します。その創作のプロセスを立体的に記録することで、未来を生きる子どもたちを育む教育と建築の新しい関係性を描き出します。
建築、教育関係者はもちろん、まちづくりに関心のある方、子育て中のご家庭まで、幅広い読者に手に取っていただきたい一冊です。
■目次
・はじめに
アーキシップスタジオ 飯田善彦
・最初の卒業生
石井埜乃佳、斎藤羽菜
・プロポーザル
・大熊町教育委員会・教育長
佐藤由弘
・スタディ
・ブックソムリエ
山口麻弥
・リサーチ
・会津の日々
・教育環境研究所
長澤悟
・学び舎ゆめの森GM
増子啓信
・デザイン
・8人の子供の声
建築の公共性
・グラフィックデザイナー
廣村正彰
・建設
・施工者が語る挑戦と情熱
・完成後のこと
・インハウスアーティスト・俳優
木村隼
・大熊演劇 記憶の森
・あとがき
南郷市兵
著者:飯田善彦、渡邊文隆
出版社:Archiship Library &Cafe
サイズ:A4
ページ数:198
発行年:2025.11
