
楽しい公共空間をつくるレシピ プロジェクトを成功に導く66の手法
本書では、河川敷や、空き地、道路、広場、公園、団地、工事敷地内など、行政の管理下にある場所だけでなく、たとえ民間企業や個人の私有地であっても、公共空間になりうるのだと定義しています。そしてそのような公共空間を、イベントやフェス、またはシェアして利用することで、皆で楽しみながら、街の価値をつくる試みを紹介しています。
■目次
・はじめに 平賀達也
・座談会 魅力的な公共空間は社会課題をも解決する
平賀達也・山崎亮・泉山塁威・樋口トモユキ・西田司
・Chapter 1 屋外劇場型
Recipe 01
都心の川面でそよぐ反物、「染色の街」の新たな挑戦
染の小道
Recipe 02
親子で楽しむ野外上映、場所と体験を結び付ける
ねぶくろシネマ
・Chapter 2 社会実験型
Recipe 03
「実験フェス」でエリアマネジメントの事業可能性を検証
パブリックライフフェスさいたま新都心2018
Recipe 04
都市再開発を踏まえ「つかう」視点から広場の担い手を育成
あそべるとよたプロジェクト
・Chapter 3 参加体験型
Recipe 05
参加者の能動的な遊びに任せた「都市を体感する」イベント
アーバンキャンプ
Recipe 06
地域のスキマに遊びを出前
移動式子ども基地
・Chapter 4 持続発展型
Recipe 07
市民がつくり出す愛情溢れる駅前広場
いずみがおか広場 つながるDays
・Chapter 5 機能再編型
Recipe 08
アートプロジェクトから生まれた街の価値を高めるコミュニティ農園
みんなのうえん北加賀屋
Recipe 09
郊外駅前を再生するまちのリブランディング事業
ホシノタニ団地
・Chapter 6 期間限定型
Recipe 10
ディベロッパーが推進する仮囲いのなかの「みんなの学び場」
吉日楽校
Recipe 11
グローバル企業が挑む「パーク」という持続可能なプラットフォームづくり
Ginza Sony Park
・あとがきに代えて
公共空間は守られるべき権利
著者:平賀達也、山崎亮、泉山塁威、樋口トモユキ・西田司
出版社:ユウブックス
サイズ:A5
ページ数:192
発行年:2020.08