ホーム 海外・多拠点で働く 十六組による建築と都市の実践

海外・多拠点で働く 十六組による建築と都市の実践

セール価格 2,970円(税込)

日本と海外の両方に事務所を置き活動する若手建築家ら16組による働き方の本。成熟社会であるがゆえに新築が難しくなった日本をいったん離れ、海外でキャリアを積み、海外拠点を維持しつつ国内にも回帰する。そんなことができると建築のチャンスはより広がるだろう。二拠点の事務所を運営するほか、海外をベースに設計事務所を運営する、デザイン事務所や都市コンサルティング会社に務める、大学講師を務める等の働き方も紹介。

カラー頁を多数入れて楽しく、Q&Aとすることでハウツウを明快に描いた。日本国内版である『多拠点で働く』の続編。

■目次

・はじめに 西田司

・多拠点で建築を考えること 中村航

・海の向こうへの好奇心をもち続ける 杉田真理子

・座談会 これからの建築・都市の実践を、グローバルに思考するために

 進行 杉田真理子 八木祐理子×藤井勇人×畑山明人×田熊隆樹×小林一行

・第一章 ヨーロッパ

ロンドン

多様性を祝福する創作活動

 高田一正・八木祐理子/PAN- PROJECTS

アントワープ=京都

確たるモノを選別し、適した解答を与える

 服部大祐/Schenk Hattori

クール=東京

自然の密度を変えて環境を顕在化させる

 杉山幸一郎/atelier tsu

コペンハーゲン

土地の特異性をつかみ、異邦人ならでは視点をもつ

 金田泰裕/yasuhirokaneda STRUCTURE

コペンハーゲン=東京

歴史、風土、文化の条件の徹底

 森田美紀・小林優/mok architects

・第二章 アメリカ

ボストン

多様な人が豊かに暮らす都市をつくる

 古澤えり/HR&A Advisors

リオ

人種の混淆から生まれる多方向な景色

 藤井勇人/+5581studio

・第三章 オセアニア

メルボルン

暮らしのなかのランドスケープデザイン

 畑山明人/SMEC,Goot Local

・第四章 アジア

上海=東京

地域の人々との交流を大事にした設計活動

 小嶋伸也・小嶋綾香/小大建築設計事務所

上海=東京

手の痕跡から生まれる土着的なデザイン

 寺崎豊/隈研吾建築都市設計事務所上海事務所

宜蘭

自由で民主的な場で働く

 田熊隆樹/マンライスタジオ,田中央工作群元所員

ホーチミン

目の前にあるものを使いこなしてつくり上げる

 山田貴仁/studio anettai

バンコク=東京

コンテクストから解放し、日常に接続させる

 久米貴大/Bangkok Tokyo Architecture

バンコク=東京

アジアでインターナショナルな建築教育に携わる

 中村航/Mosaic Design

ニューデリー=東京

持続可能な社会をつくる建築の探求

 飯塚哲平/Studio Juggernaut

・第五章 アフリカ

カンパラ=東京

揺らぎと骨格

 小林一行・樫村芙実/テレインアーキテクツ

・海外で仕事をする・拠点を構える際に考えるべきこと 杉田真理子

NO.1 ビザ

NO.2 生活費

NO.3 健康保険

NO.4 税金

NO.5 友好関係・言語

著者:西田司、中村航、杉田真理子

出版社:ユウブックス

サイズ:四六

ページ数:272

発行年:2025.05