
岸田日出刀・丹下健三と倉吉市庁舎
岸田日出刀と丹下健三が共同設計し1956年に完成した「倉吉市庁舎」は、2016年の地震で一部に被害を受けた。本書は、その修復工事を担当した著者が工事の過程で、また自ら市民や市役所に掛け合って入手した貴重な記録を詳細に紹介するもの。「倉吉市役所建設の記憶をたどる」に写真・図面(倉吉市役所ほか提供)およびデータを追加した増補改訂版。
■目次
・はじめに
・倉吉の概要
・市役所と地震
・地震被害の修復設計
・倉吉市の誕生と倉吉市役所の建設
・倉吉市庁舎の建設までの経過
・設計者を岸田日出刀に決定
・岸田、丹下の現地視察
・敷地の造成
・設計コンセプトと設計条件
・地盤調査と積載荷重試験
・実施設計
・納図された最初の設計図
・異形鉄筋の採用
・竣工式
・完成写真
・岸田・丹下の来倉
丹下が竣工式を欠席した理由
建築学会賞受賞 ほか
・あとがき
倉吉市庁舎をめぐる人物相関図
柱破損図・竣工図
倉吉市庁舎建設略史 倉吉市庁舎概要
倉吉市庁舎建設概要
参考 建築雑誌が伝えた記事
著者:倉吉市役所建設の記憶をたどる会、生田昭夫
出版社:堂計画室
サイズ:A4
ページ数:94
発行年:2020.02