
建築画報 381 かみす防災アリーナ
MONOGRAPHシリーズ第4弾は「かみす防災アリーナ」。
平時はスポーツや音楽など多様なイベントで市民が集うにぎわいと憩いの場を提供し、災害時には地域の防災拠点として機能する複合施設として活躍する。
PFI事業として運営も視野に入れた新しい設計の取組みや、施設のデザインコンセプト・整備の視点・考え方をプロジェクトメンバーの解説と豊富な撮りおろしのグラビアページで構成。また、防災拠点として災害時の建築・設備計画や避難安全計画を学識経験者も交えて取り上げ、企画・設計・施工のプロセスに関わる詳細を余すところなく紹介しています。
■目次
・かみす防災アリーナの開設に寄せて 糸井川栄一
・「もしも」のときも、「いつも」のところへ PFIだからできたこと 牧住敏幸
・スポーツ・文化施設の潮流における「かみす防災アリーナ」の位置づけ 鈴木教久
・コミュニティと防災 「いつも」をつくること
市村信、牧住敏幸、山崎亮、洪華奈、藤田温史、重松英幸
・01 配置・動線計画 公園機能との連携
・02 公園に開いた縁側空間 人を引き込む内外一体のスペース
・03 コミュニケーションコリドー アクティビティを取り込み、賑わいを溢れ出させる
・04 内部空間の構成 アクティビティを感じる仕掛け
・05 メインアリーナ、サブアリーナ さまざまなスポーツ環境に対応
・06 プール、トレーニング室 それぞれの立場で使いやすく
・07 ホール 市民の発表の場
・08 カフェ・和室・会議室 公園と建物、スポーツと文化を緩やかにつなぐ
・09 多様な空間を実現する架構計画1 全体計画とメインアリーナの架構計画
・10 多様な空間を実現する架構計画2 コミュニケーションコリドーの架構計画
・11 木鋼ハイブリット部材 地元産材のスギで大空間をつくる
・12 防火設計 火災時の安全性を確認し実現した木利用
・13 ガラスカーテンウォール 居心地のよさと安全のためのディテール
・14 新しい避難所モデル その創出と実践
・15 避難所計画 大学との共同研究の実践と成果展開
・16 災害時の計画1 建築の仕掛け
・17 災害時の計画2 設備の工夫
・18 省エネルギー・防災対応 自然エネルギーを利用した設備
・19 コミュニティデザインのプロセス 市民が自らつくる活動の場に向けて
・20 家具計画 ワークショップから検討を重ねた可動家具
・21 照明計画 大空間にリズムをつけ、歩きたくなる照明環境
・22 サイン計画 機能的かつ親しみの持てるグラフィック
・23 ファサードデザイン 意匠と構造が連動するパラメトリックスタディ
・24 デジタルデザイン 潜在意図を可視化し機能的かつ合理的なパターンを抽出
・25 BIM活用 設計・施工のあらゆるフェーズで
・26 施工技術 メインアリーナの架構を実現するために
・27 維持・管理・運営からの提案 利用者動線とスタッフ動線、プールの配置
著者:
出版社:建築画報社
サイズ:A4
ページ数:121
発行年:2020.04