
建築画報 384 「造る」を「創る」 有明体操競技場のデザインビルド
モノグラフシリーズ第6弾の「有明体操競技場」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの主要競技施設です。木質の大屋根や外装など、日本らしい簡素な美しさと技術力を世界に向けて発信する仕掛けが随所に施された競技施設として、2019年10月に竣工。
構造家の斎藤公男氏を監修に迎え、木造による大空間のデザイン構想を実現させた張弦梁構造などデザインビルドの試みや、BIMによる総合的なシミュレーションを重ねた最高水準競技施設にふさわしい室内環境、防災・避難計画、さらにはサステナビリティの実現などについても、豊富なグラビアと共に紹介します。
■目次
・巻頭言 有明体操競技場への期待
福島七郎
・環境時代の新たなレガシー 湾岸地域に浮かぶ「木の器」
高橋秀通
・「木の器」の実現に向けて 組織事務所とゼネコン設計部の連携によるものづくり
石原政幸
・写真
・アスリートのための木の建築
深尾精一
・「代々木」から「有明」へふたつのオリンピックをつなぐ構造デザイン
斎藤公男
・技術提案 設計施工一括発注技術提案型総合評価方式競争入札
・座談会:技術提案から完成まで
斎藤公男、栗山茂樹、丑場英温、石原政幸、西谷隆之
・提案ポイント1:構造技術
・提案ポイント2:防耐火、避難、安全安心技術
・提案ポイント3:施工技術
・配置計画
・カタチを創る
・木質大屋根を創る
・安全を創る
・環境を創る
・空間を支えるデザインの工夫
・設計施工におけるマネジメント
・施工技術
・現場をつくる人たち
・図面
著者:
出版社:建築画報社
サイズ:A4
ページ数:136
発行年:2021.02