
建築画報 395 日建設計設備設計グループ
日建設計は「社会環境デザインの先端を拓く」というビジョンのもと建築・都市環境におけるサステナビリティを追求してきた。なかでも設備設計グループは、環境の日建としての歴史とともに快適で省エネルギーな建築・都市の実現に取り組んできた。おりしも世界は、地政学的な不確実性と軌を一にしたエネルギー問題や新型コロナウィルス感染拡大以降の新しい生活様式のなかで大きな変革に直面している。そのような状況下で、日建設計は、再生可能な循環性を持った「リジェネラティブ」な環境を求めて社会課題に向き合い、これまで蓄積してきた知見と新たなフィールドでのチャレンジを融合して、建築環境デザインによって社会に応えようとしている。
「建築画報」の最新号では、サステナブルに代わるキーワードとして「リジェネラティブ」という、環境再生や人間性の回復を志向した概念のもと、新たに創出される46作品に焦点を当て、「建築を通じた人間性の回復」「技術革新とレジリエンスの再構築」「循環型社会の実現」の3つの切り口から紹介。
■目次
・巻頭言 リジェネラティブ・デザインを目指して 水出喜太郎
・巻頭座談会 未曽有の変革を経た世界に「Challenge Accepted」の精神で臨む
アメリカ暖房冷凍空調協会〈ASHRAE〉×日建設計×田辺新一
Ⅰ リジュネラティブ・デザイン
・建築を通じた人間性の回復
・技術革新とレジリエンスの再構築
・循環型社会の実現
II リジェネラティブデザインの外部連携活動
・概論 外部連携・共創でこそ生まれるリジェネラティブ・デザイン
・アトリエコラボ
・Global Design
・地域連携
・近未来技術への共創
III サステナブルデザインの系譜
・概論 NDGによるサステナブルデザインのプラットフォーム
・建築概要
著者:
出版社:建築画報社
サイズ:A4
ページ数:153
発行年:2023.11