建築画報 407 梓設計80周年記念
今年、創立80周年を迎えた梓設計の記念誌。
創業者清田文永が事務所に個人名を冠することを選ばなかったのは、設計事務所ひいては「建築」が個人のものではなく、社会の公器と考えたからであり、協働する「組織」として存在する道を選んだ結果として、抽象的な「梓」という名を付けた。設計することはすなわち、常に他者と向き合う行為であり、 クライアント、ユーザー、社会、そして仲間との協働によってはじめて成立するものだとする信念があった。いわば梓設計は創立時から「WE ARE」としてあったのである。表題はそのことによる。
本誌は、創業時代を知るOBの講演や座談会、交通インフラドメイン、スポーツ・エンターテインメントドメイン、都市・商業ドメイン、ヘルスケアドメイン、文教・庁舎ドメイン、物流・生活インフラドメインといった6つの分類からなる建築作品の歴史の振り返りと最新作の紹介、来るべき100周年へ向けた抱負を通して、世代を超えて、「建築」に対して協働する姿勢が不変のものであったことを明らかにし、「WE ARE」であり続けていくことの意思を、未来へ手渡すための1冊となっている。
■目次
・巻頭言 80周年にあたって 代表取締役社長 有吉匡
・第1章 清田文永と組織
梓設計80周年特集 創業者・清田文永の足跡を振り返る
梓設計80周年記念講演会1 私の原点、事務所の原点 及川政志
梓設計80周年記念講演会2 清田文永との出合い ―空港を通して― 鮫島和典
梓設計80周年記念座談会 清田文永の志はどのように引き継がれてきたか
梓設計OB: 鮫島和典、及川政志、小野勝彦、雨谷豊秋
梓設計 80周年建築画報編集委員会: 押田拓也、笹嶋博、榎本博之、金子明日美、中村北斗
寄稿 知恵と技の集積で社会に応える ―梓設計が未来に継承するもの 古谷誠章
・第2章 梓設計80年のあゆみ
梓設計80のあゆみ
交通インフラドメイン
スポーツ・エンターテインメントドメイン
都市・商業ドメイン
ドメインヒストリー振り返り─都市・商業
ヘルスケアドメイン
文教・庁舎ドメイン
物流・生活インフラドメイン
・第3章 100周年に向けて
座談会 人はなぜ “そこ”へ行くのか―日常の場所から考える建築の価値
西村幸夫(東京大学 名誉教授) 野城智也(東京都市大学 学長)
押田拓也 川原尚樹 千田紘平(梓設計) 住田百合耶(梓総合研究所)
座談会 社会の“流れ”を支える場所はこれからどう変わるか
―移動・にぎわい・物流から考えるこれからの建築―
出口敦(東京大学 執行役・副学長) 柴崎亮介(東京大学 特任教授)
佐田一恵 豊岡一紘 日比淳(梓設計) 住田百合耶(梓総合研究所)
著者:
出版社:建築画報社
サイズ:A4
ページ数:200
発行年:2026.10
