
にぎわいのデザイン 空間デザイナーの仕事と醍醐味
鉄道高架下利用の先駆けである「2k540」や、全国の名産品が集う「まるごとにっぽん」、そのほかカフェ、ホテル、旅館、レストラン、展示会場などさまざまな商業施設を手がけてきた著者。丁寧にデザインでつないでいくことで、一過性ではない「にぎわい」を生み出していく。
本書は、「対話を重ねること」「モノで考えること」という、著者が大切にしている2つのデザインプロセスの実際を9つのケーススタディとして紹介。また、文中のコラムを通して、デザインや空間デザイナーという職能をいかに考え勉強してきたか氏の経験が綴られ、「空間デザインをどのように学べばよいのか」が参照できる。
■目次
・修業時代
・空間デザインのプロセスI 対話を重ねる
・空間デザインのプロセスII モノで考える
・にぎわいを生み出す
1 鉄道高架下再開発の先駆けモデル「2k540」
2 人が使い成熟していくにぎわいの市場「まるごとにっぽん」
3 ストーリーとモニュメンタルな造形でコンセプトを具体化
「azabu tailor SQUARE」
4 店舗のコンセプトづくりからかかわる「両国橋茶房」
5 現場にコミットし、精度を高める
「Hayama Natural Table Bojun」
6 静と動の劇的空間「タケヤオフィス」
7 時代の空気感を具体化する「ビシェス オペーク」
8 企業文化の理解とデザインの方向性
「眠りギャラリー TOKYO」
9 新幹線の駅にあたらしいにぎわいをつくる
「アスティ新富士」
・対話篇
著者:吉里謙一
出版社:Concent
サイズ:四六
ページ数:331
発行年:2020.02