DESIGN AND PEOPLE Issue No. 1 デザインは主語じゃない
《対話とエセー》によるデザイン誌創刊号【年度刊行】。デザインの当事者たちが、あらゆる領域・垣根を越えて、外向きではなく自らの言葉で、自身の仕事と生活についての考え方、デザイン哲学を語っている。
対話篇では、早急な答えを求めない対話に主眼を置いた。対面して、お互いの場所から見える事象、感じる空気を語りかける。それによって、浮き彫りになる共鳴や差異。それを手がかりに、新たな関係性や可能性を探っていく。
エセー篇では、それぞれの専門性や立場から、いま大切に思うこと、いま残しておきたいことを執筆してもらった。論考、回想、提言と形式も主題もさまざまだが、どれも個人的な肌感覚を十二分に踏まえたものだ。
近代に工法・職能として生まれた「デザイン」は、細分化されそれぞれの経済圏に散って収まっていった。当事者同士でも、近くて遠い存在になってしまった。経済的合理性を優先し過ぎた結果といえる──。本誌では、当事者同士のゆるやかなつなぎ直しの契機を模索していく。
■目次
《対話篇》
デザインと経営
デザインは主語じゃない 田川欣哉と大﨑優
画=三好愛
デザインと対話
わからないからいつまでも 永井玲衣と長谷川敦士
画=狩野岳朗
デザインと教育
生きるほうへ 渡邉康太郎と佐賀一郎
画=森本将平
デザインと建築
不完全な言語でも語っていく 光嶋裕介と赤羽太郎
画=永岡裕介
デザインと働き方
界面のプロトタイピング 長﨑陸と小橋真哉
画=大河紀
デザインとウェブ
ウェブサイトの現在地 枌谷力と加川大志郎
画=岡野賢介
デザインとデジタル
人が変えること、変わること 増川信夫と家内信好
画=水内実歌子
デザインとグラフィック
心に刺さる 林規章と吉田知哉
画=横山雄
《エセー篇》
デザインと社会
デザイナーの社会的責任 佐賀一郎
デザインと私
十四歳から三◯歳までのメモランダム 脇田あすか
デザインと批評
粟津潔と『デザイン批評』 室賀清徳
デザインと装丁
すべての本は「ただの本」 長田年伸
デザインとインテリア
北欧と日本の架け橋 萩原健太郎
デザインと企業文化
変化を捉えたい 上原哲郎
デザインと写真
中島英樹の喪失 沖本尚志
編集後記 発刊に際して
巻頭口絵 写真=岡庭璃子
巻末口絵 グラフィック=林規章
著者:
出版社:CONCENT
サイズ:A5
ページ数:260
発行年:2023.08
