
北方なき南 アルド・ロッシとポルトガル建築に関する覚書
FORGET ESSAYS叢書巻次:3
「建築は現実とその場所の無限の驚異を通り抜ける一瞬の通過の痕跡である」
革命の余波が残る一九七〇年代のポルトガルを訪れたアルド・ロッシ。 ミラの板張りの小屋、セトゥーバルの未完の集合住宅「バカリャウ」、 アルヴァロ・シザ、O・M・ウンガース、J・スターリングらが集ったサンティアゴの教訓、 そしてブラガに残る痕跡―― ロッシとポルトガルの束の間の出会いは、建築家の「場所」と「記憶」の概念を変容させていく。 『都市の建築』から『科学的自伝』へと至る思考の旅と南方への旅が交差し、世界劇場の「魔法のような旅」が新たな建築の条件を告げる
※ 限定250部 ナンバリング入
著者:ディオゴ・セイシャス・ロペス(著)、佐伯達也(訳)
出版社:FORGET BOOKS
サイズ:B6変
ページ数:54
発行年:2025.06