自然とは何か 隈研吾の建築美学、22 世紀へのパースペクティブ
姫路の歴史的建築と世界的建築家・隈研吾の思想が交差する三つの展覧会を軸に、その創造の核心に迫る一冊。建築を「形」からではなく「素材」や「場所」から立ち上げるという隈独自の方法論を、「自然とは何か」という根源的な問いから読み解きます。 書寫山圓教寺という場の固有性や姫路の風土に根ざしたプロジェクト、さらに「バラバラ」「コツコツ」「ツンツン」というオノマトペによる建築思考までを多面的に紹介。姫路出身のデザイナー高田賢三へのオマージュとして提示された「コツゴツ」という概念を手がかりに、土地・人・創造の関係を新たな視点から浮かび上がらせます。 人間中心の近代建築を超え、自然と人間、素材と場所の関係を問い直す隈建築の現在地と、未来への視座が示されます。
企画:姫路市立美術館
■目次
・対談:建築は何処から来て、何処へ行くのか
・解説:場所・素材・ことば――「自然」をめぐる隈研吾の思考と実践
1 圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク――これからの用の美
2 隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編
パラパラ/圓教寺
コツコツ/美術館
ツンツン/姫路城
3 隈研吾の「コツゴツ」哲学 過去から未来へ生き残るデザイン――髙田賢三へのオマージュ
コツゴツ
Takada Kenzo House Memorial Project Takada Kenzo House
・はづき茶屋プロジェクト ハヅキ茶屋
・マッチ・パビリオン・プロジェクト ツンツン庵
著者:隈研吾
出版社:くま書店
サイズ:B4変
ページ数:76
発行年:2026.04
