
京都の木戸門と番人 京(みやこ)の夜を守ったものたち
町奉行所の役人は守ってくれない。盗人でも自分たちで捕まえろと命じられた京都の町人が、頼りにしたのは木戸門と番人。今は見ることができない木戸門と、そのかたわらで京の夜を守りつづけた番人の姿を、本書は多数のイラスト、フォトモンタージュ、図面でわかりやすく復元する。江戸時代の京都の都市構造や治安制度の研究に、一石を投じる書。
■目次
はじめに
第1章 釘貫と木戸門
第2章 番人と番小屋
第3章 江戸時代後期の木戸門
第4章 木戸門の申請、町の顔
第5章 福長町の木戸門
第6章 町の境界、支配の境界
第7章 京(みやこ)の四辻は2種類
第8章 木戸門の形と色
第9章 控柱と6本構造の成立
第10章 祇園祭りと木戸門
第11章 辻固めと掃除
第12章 看板と申請
おわりに
著者:丸山俊明
出版社:大龍堂書店
サイズ:A5
ページ数:180
発行年:2022.01