コンバージョンによる都市再生
2003年問題といわれるように、東京都心部では来年竣工する大型開発ビルにより、オフィスの供給過剰が指摘されています。現在でも、中小あるいは古くなったビルでは空室が目立っており、これによる地域の空洞化、スラム化が心配されています。
これを解決するには、建て直し、リニュアールのほか、海外で見られるコンバージョンという手法があります。用途変更を行うことです。オフィスビルを集合住宅に、ホテルを病院にという具合に、設備を増設し、内装を一新するものです。
本書は、海外でのコンバージョンによる都市再生の事例、個々のコンバージョン事例を紹介するとともに、わが国に導入するにあたっての課題を提示し、不動産ビジネスとしての確立、新たな建設需要の可能性を探るものです。
著者:建物のコンバージョンによる都市空間有効活用技術研究会
出版社:日刊建設通信新聞社
サイズ:B5
ページ数:174
発行年:2002.10
