SITE ZERO/ZERO SITE No02 情報生態論 いきるためのメディア
メディア・デザイン研究所より刊行の人文・社会科学雑誌第2号。ドミニク・チェン企画による特集「情報生態論 いきるためのメディア」。
近代、ポスト・モダン、そしてプロ・モダンへ。情報・芸術の「制作と伝達」は「生成と共有」という様式に連続した。現在をいきるわれわれのメディア/空間/社会/音・楽/ネットワークは、新しいエコロジー、オントロジーの領土で、絶え間ない生成変化を続けるだろう。
■目次
・特集 情報生態論 いきるためのメディア
(イントロ) 情報生態論 いきるためのメディア ドミニク・チェン
(詩) 別な世界はまだ可能か 高橋悠治
(メディア) ゴッホってなんだろう? 毛利悠子
(メディア) Organic Cybernetics 田中浩也
(連句 1) Xに成ること ドミニク・チェン
(空間) 塵の眼・塵の建築 市川創太
(空間) ロボット建築論 松岡康友
(連句 2) 建築の自然化 ドミニク・チェン
(社会) 身体と意識の彼岸から 渡邊淳司
(社会) システムバイオ社会学 ゲオルク・トレメル
(連句 3) 細胞の情動、社会の知覚 ドミニク・チェン
(音・楽) 逆シミュレーション音楽とは何か 三輪眞弘
(音・楽) いつか音楽と呼ばれるもの 試論 城一裕
(音・楽) バベルのタワーレコード 徳井直生
(連句 4) オートフォニーへの漸進 ドミニク・チェン
(ネットワーク) 生きているデータベースとWorldTrance 中嶋謙互
(連句 5) 情報の身体をめぐる分解能 ドミニク・チェン
(翻訳) 海賊の美学 ローレンス・リャン
(翻訳) 豊穣のネットワーク 社会的生産はいかに市場と自由を変えるか ヨハイ・ベンクラー
(翻訳) 生命(生気論) スコット・ラッシュ
(翻訳) 事物とその環境 アリストテレスから生態的存在論へ バリー・スミス
(対談) 生命情報論の展開 個人から生命流へ 西垣通×ドミニク・チェン
(作品構成) イメージ、曲線、運動態 ロベルト・ザイデル
・その他
(論考) 決断主義なき決定の思考 デリダ avec シュミット 宮崎裕介
(翻訳) ピエールは恐怖のオレンジを好む レヴィナス-サルトル-ナンシー、哲学におけるファンタスティックなものへのアプローチ カトリーヌ・マラブー
(連載) 都市リテラシーの構築技法 コンスタントのニューバビロン×建築界(2) 南後由和
(連載) 知覚と生(3) 崩壊する家庭のなかで 榑沼範久
(連載) 男たちの秘密(2) 田中純
著者:田中純
出版社:メディアデザイン研究所
サイズ:170×120
ページ数:472
発行年:2008.10
