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精選建築文集1 谷口吉郎・清家清・篠原一男

セール価格 3,960円(税込)

すぐれた建築の設計者であるとともに、すぐれた文章の書き手として知られる3人の建築家、谷口吉郎(1904-1979)、清家清(1918-2005)、篠原一男(1925-2006)。彼らは東京工業大学で師弟関係にありましたが、その文章は一般向けに建築の魅力を伝える随筆から、先鋭的に建築の世界を革新する論考まで、テーマや文体はまさしく三者三様でした。

本書では、今や多くが入手困難になった彼らの著作から、それぞれのエッセンスが詰まった文章を精選。さらに付録として、東京工業大学で3人の系譜を継ぐ建築家・坂本一成と塚本由晴の対談「文章を読むことと書くこと」を収録し、建築と文章の歴史的な関係をたどります。

個人雑誌『建築と日常』の長島明夫による出版レーベル〈出版長島〉の第一弾。

■目次

■目次

第一部 谷口吉郎

 建築家志望

 手を

 建築の研究生として

 材質の清らかさ

 建物の色

 形と線と

 清らかな意匠 あとがき

 環境の意匠

 旗の意匠

 ミカンの皮の意匠

 失われし名作

 記念の造形 墓碑設計者の片言

 告白・絶唱

 合理精神の記念碑 谷口吉郎先生の作品をたどって(篠原一男)

 谷口先生(清家清)

第二部 清家清

 ファサードにも夢と詩を 商店建築懸賞競技審査評

もし自分が家を建てるなら

 新しい傾向

 編集後記 『新建築』一九五七年一〇月号

 装飾

 色をどう決めているか

 棟持柱

 シンメトリーと建築

 建築家と数学

 室内舖設

 生活の美化

 「住まい」ということ

 マイホーム設計術 はしがき

 ケ・セラ・セラ

 習慣の深度 一九五〇年代の建築表現をめぐって(清家清・篠原一男)

第三部 篠原一男

 日本の風土のなかから

 未来に賭けて〝住みにくさ〟を

 現代の条件1 住宅は芸術である

 現代の条件2 無駄な空間を

 現代の条件3 様式がつくられるとき

 現代の条件4 生産と技術

 現代の条件5 実験

 技術と人間

 地味であること

 審査員のことば 新建築住宅設計競技一九七二

 一九二〇年代の精神への讃

 比類なき緊張の空間を求め続けて(坂本一成)

解説および読解(長島明夫)

文章を読むことと書くこと(坂本一成・塚本由晴)

谷口吉郎・清家清・篠原一男 略年表

著者:長島明夫

出版社:出版長島

サイズ:A5

ページ数:376

発行年:2022.11