
万博を解体する
大阪・関西万博に対する違和感や距離感をベースに、国家イベントと個人の関係性を考え直し、自分たちの言葉で万博を「解体」=観察し、咀嚼し、再構成することを試みる自費出版プロジェクト。1990年代生まれの13人の編者・執筆者が集まり、建築やデザインを中心に、政治、社会運動、植民地主義、官僚制、ケア、エイブリズムなど、様々な角度から万博を批評します。
■目次
・巻頭インタビュー
上田假奈代 私たちの目常から万博を考える
・1990年代生まれによる論考
鯉沼晴悠
象徴としての万博――建築家70行動委員会が見たもの
木原天彦
体制への道――川添登と象徴天皇制
花摘知祐
個性と全体、カタチとナカミ、その万博体験を通じて見えてくるもの 61
谷繁玲央
建築家と政治的アパシー
井上岳
修理目誌
寺内玲+松岡大雅
建築はこれでよかったのか? 一万博へのいくつかの関わり方から考える
木村佳菜子
立場をめぐる証言2025一万博の観客席から
依田那美紀
罪悪感に立つ方法一一万博、能登、「春一番」のあいだで
中村睦美
われらの内なる円環から脱する
はんぺん
万博の幽霊の行方
福井彩香
「いのち輝く」とはどういうことか?――健康とケアの現場から考える、社会へのまなぎし
えじり
万博からエイブリズムを考える――テーマ、アクセシピリティ、テクノロジー、語法
・万博ブックリスト1
・万博解体目誌 前編
・万博ブッリスト2
・万博解体目誌 後編
・クラウドファンディング
・スペシャルサンクス
著者:
出版社:HUMARIZINE / 合同会社 studio TRUE
サイズ:A5
ページ数:176
発行年:2025.09