
最小文化複合施設 たまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語
2013年に東京・谷中で始まった[最小文化複合施設 HAGISO]。HAGISOはカフェ兼ギャラリー兼設計事務所から始まり、宿泊施設、定食屋や焼菓子店などをはじめとする飲食店の運営、そして教室事業など、谷中を中心に多岐にわたる活動をしています。本書では、HAGISOのこれまでの10年を振り返りながら、どうやってHAGISOがローカルと向き合い、見立て、その魅力を掘り起こしてきたのかを紹介していきます。そしてただ振り返るだけでなく、さまざまな角度からHAGISOを語る視点を取り入れました。関係する人たちへの取材をまとめた「インタビュー」や、アトリエ・ワン・塚本由晴氏をはじめとした四つの「対談」、図面から各店舗を分析する「おみせ大解剖」、家で楽しめるHAGISOの定番メニューの「レシピ」。さらには、HAGISOのお金まわりの話も載せた秘密の「袋とじ」(!)まで。380ページを超える大ボリュームです。編集・発売元は真鶴出版。小さな出版社だからこそできる試みとして、HAGISOの由来となった「萩」の葉で、スピン(栞紐)を草木染めしています。さまざまな「ローカル」で活動する人たち必読の一冊!
■目次
はじめに
第1章 一軒の木造アパートから
第2章 萩荘の終わりと始まり
インタビュー1 HAGISOの大家、梶原千恵子さん
第3章 最小文化複合施設_x0003_
対談1 顧彬彬×居間theater_x0003_
第4章 まち全体を宿に見立てる
対談2 北川瑠奈 x HOMEMAKERS
第5章 「つくる人」と「食べる人」をつなぐ
インタビュー2 TAYORIの大家、菅完治さん
第6章 関係性の連鎖
対談3 田坂創一 x JR東日本 服部暁文
第7章 コロナ禍を生き延びろ
インタビュー4 ご近所のHOW HOUSE アンディーさん
第8章 「チーム」として働く
対談4 宮崎晃吉 x アトリエ・ワン 塚本由晴
第9章 つながりはじめる日常
・HAGISO inc.のお店大解剖
・おうちでつくるHAGISO Inc.のレシピ
・袋とじ
おわりに
著者:宮崎晃吉、顧彬彬
出版社:株式会社HAGISO
サイズ:A5変
ページ数:386
発行年:2024.11