室津 伝統的建造物群保存対策調査報告書
室津は瀬戸内海の港町としての長い歴史をもつ集落である。本報告書は昭和62年度の兵庫県と国の補助のもと集落の伝統的建造物景観の調査を纏めたものである。過去にも昭和5年度に一度調査報告書が纏められたことがあるが、今回はその後の町並みの変化や既になされた調査結果を参考にしながら、室津の歴史的な役割とその景観の特質、さらには現状の問題点を明らかにし、町並み保存と再生への対策を提言する内容となっている。
■目次
・はじめに
・調査の概要
・第一章 古湊室津のなりたち
古代の室津/中世、室山城の構築と回漕業の発達/近世、宿駅港室津の成立/明治の室津
・室津の本陣と宿泊大名
室津の本陣と脇本陣/宿駅室角本陣の成立/本陣と宿泊大名/宿駅室津と参勤/朝鮮通信使の寄港と御茶屋
・第三章 室津の町なみと町家
集落景観の形成/宿駅室津の景観/室津の集落構造/史料に見る宿駅施設/史料に残された町家/町家遺構に見る町家の特徴
・第四章 町並みの現状と特性
伝統的な港町の保存とアメニティ/室津の社会構成/室津の空間構成/住環境の現状/居住者の現状と伝統的な住環境の課題/住宅の建て替え意識/水利用と生活/交通問題と駐車場/町並み保存と住環境の質向上との、調和のために
・第五章 室津のまちづくり
まちづくりの基本的な考え方/保存整備手法の段階的選択/全体計画/保存修景計画/伝統的建造物の再生、活用計画/行政の役割と住民の組織・活動
・あとがき
著者:
出版社:御津町教育委員会
サイズ:A4
ページ数:116
発行年:1988.03
