生きられた家
生きられた家を読むことは、なによりも家と人間との関係をみることである。それは建築をこえてさまざまなレヴェルにひろがる。生きられた家は人間の経験から生じた虚体であるが、われわれが住みついているのはこの虚体である。(帯より)
■目次
・1 生きられた家
生きられた家とは/建てることと住むこと/かつて家は、、、
家と巣の比較/複雑さと隠喩
・2 空間の織り目
空間は出来事にそって発生する/一時的にあらわれる物
場所の連鎖/おもてとうら/物と記号
・3 時間のかたち
ふたつの時間/外からの侵入者/仮泊の家と家の廃墟
痕跡の宇宙/家の記憶
・4 小さな世界
家のエロス/感覚的な世界としての家/自分のための家
家と無意識/光と闇
・5 家のパラドクス
家の境界/まがいものの軌跡/「人形の家」と「子どもの家
メディアとしての記念物/顔のない家/捨てられた家の風景
著者:多木浩二
出版社:田畑書店
サイズ:四六
ページ数:189
発行年:1976.09
