お雇い外国人15　建築・土木

明治国家が内政・外構の法制度を確立してゆくのに伴って、早急に近代国家としての物的骨格をつくり上げる必要に迫られる。ここに本書に登場する建築家や土木技術者が招聘される。建築家は中央官庁街、大学・博物館、近代工場を設計し、その施工を指導する。土木技術者は治水・筑港に取り組み、上下水道の整備を指導する。こうして導入された新しい技術を学びながら、日本人の専門家が各分野で育ってゆく。本書はこれらお雇い外国人の事績と彼らの役割を興味深く描いたものである。

■目次

・ウォートルス

・コンドル

・エンデとベックマン

・ケプロン

・ホルトとホイーラー

・ベルニー

・バスチャン

・プラントン

・ジョン・ミルン

・ファン・ドールン

・リンドウ

・デ・レーケ

・バルトン