荒川修作 マドリン・ギンズ展 死なないために 養老天命反転地
1999年に岐阜県で開催された展示に合わせて刊行されたカタログ。
「養老天命反転地」の発想に関係する作品図版、ドローイング、模型、また岡田潔氏による論考「荒川/ギンズ芸術へのイントロダクション」なども収録。
美術家の荒川修作(1936-2010)は1961年以来ニューヨークを拠点として、特に絵画によって独自の美術を展開した人物だが、詩人マドリン・ギンズと出会い建築的な作品に向かうようになる。二人の目的は、近現代にもたらされた不幸から人々を救済すること。「死なないために」と掲げたテーマは、単に肉体や精神の死を避けることではなく、人々が共に未来への希望を持って建設的に生きるようになるために、かつてなかった新しい死生観を探り、獲得することだった。そのためには、これまで私たちの意思と行動を縛ってきた常識、道徳、倫理をくつがえさなければならない、すなわち「天命を反転する」ことが必要と考え、このような目的のために二人が考案してきた装置こそが、建築的な作品「養老天命反転地」である。
著者:
出版社:岐阜県美術館
サイズ:304×260
ページ数:124
発行年:1999.02
