Nine houses Claesson Koivisto Rune 9つの家 クラーソン・コイヴィスト・ルーネ

モーテン・クラーソン、エーロ・コイヴィスト、ウーラ・ルーネの3人は、1995年設立されたクラーソン・コイヴィスト・ルーネ建築事務所のパートナーである。彼らはまだ若い建築家だが、国際的にその名は知られつつある。伝統的なスカンジナビアのやり方に違わず、彼らは建築とデザイン両分野にわたって活動している。本書では最新作である京都・祇園のスフェラ・ビルをはじめ、45平方米のヴァケーション・ハウスから3000平方米の美術館構想までの幅広い建築プロジェクト9件を紹介する。これらの最新プロジェクトは、すべて今回初めて紹介され、クラーソンによるユーモアあふれるプロジェクト・テキストは、これまでのいわゆる建築本の言説とは一線を画す。インタビューの他、イタリア『アビターレ』誌編集長のイタロ・ルービ、岸和郎らが文章を寄せている。巻末にはこれまでの建築およびプロダクツ作品を網羅したカラー図版によるリストも付いている。