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URBAN DYNAMICS アーバン・ダイナミクス

セール価格 1,100円(税込)

建築+アーバンデザイン+メディアアート

環境デザインとマシンテクノロジーを融合させた新たなデザイン領域、「アーバン・ダイナミクス」を創出する事を目的に設立されたurban dynamics laboratoryが発行する、自主出版による不定期刊行の雑誌、創刊号。領域横断的な活動を行っているアーティストによるトーク、エッセイなどを掲載。日英バイリンガル。

■目次

・「SOFT ARCHITECTURE / SOFT URBANISM メディアテクノロジーによる建築・都市デザインのパラダイムシフト」 日高仁 (SLOWMEDIA)

磯崎新が1970年に提出した「ソフト・アーキテクチュア」のコンセプトを紹介し、1945年広島・長崎原爆投下以降、現代に至るまでの建築・都市の関係性のパラダイムシフトと共同体イメージについて論じる。1995年以降のネットワーク時代、さらに2005年以降への展望と考察。

・対談「建築デザイン・都市デザイン・メディアアート、そしてこれらの境界を越えるもの」 濱中直樹、松尾邦彦(nest)+田中浩也+日高仁 (SLOWMEDIA)

nestによる一連のパフォーマンスやCM-Processの手法、田中浩也によるPhoto WalkerやGISを利用した最近作、SLOWMEDIAやRE[ ]/Responsive Environmentの活動紹介などを通じて、新たな総合環境デザイン領域の必要性を論じる。

・「Gentle Vehicle」 Patrick Giraud

ロンドンのRCAで教鞭をとるトランスポーテーション・デザイナーが小さなパーソナル・ヴィークルによる都市交通の新しい可能性について論じる。

・「メタボリズム都市はダイアスパーの夢を見るか?」 磯達雄 (flick studio)

「建築家による都市プロジェクの黄金時代というものがあるとすれば、それは間違いなく1950年代から60年代にかけてだろう。同時にこの時代は、実はサイエンス・フィクション(SF)がジャンルとして最も盛り上がった時代でもある。」(冒頭) 50年代以降のサイエンスフィクションで描かれた都市像と建築界で提案された都市像の併行する関係を論じる。

・「風景のリノベーション」 田中陽明 (flow) 聞き役 日高仁 (SLOWMEDIA)

flowによる一連の作品を紹介し、風景をデザインするという観点からいかに流動的な空間、都市デザインを行うことができるかを論じる。

・「一時停止都市」 山中新太郎、八幡克則、小川弾(山中新太郎建築設計事務所)

都市計画のもたらす都市の「一時停止」。この現象を実際のリサーチを通じて取り上げ、具体的なケーススタディを行う。山中氏がその後、「10+1」に掲載した論文のもととなった原論。

・「多視点の時代-ライトインフラストラクチャーのネットワーク」 平瀬有人

吉阪隆正による倒立した日本列島や魚眼地図、こうしたノーテーションによって流動的にとらえられる都市空間の中における小規模なインフラストラクチャーの可能性について、山小屋の研究や具体的なプロジェクトを取り上げながら論じる。

著者:日高仁、亀井寛之(SLOWMEDIA)

出版社:urban dynamics laboratory

サイズ:295×210

ページ数:44

発行年:2005.05