「錯乱のニューヨーク」+「S,M,L,XL +」セット
レム・コールハースの名著文庫版2冊セット。
■錯乱のニューヨーク
人間の欲望と一致するある神話的な到達点を自らの手で目ざし、現代文化の基礎として複合的な超過密文化を生み出した都市マンハッタン。理論のユートピア=摩天楼、理想主義の断片=ロックフェラー・センター・・。地表上をグリッドに仕切り数々の建築物を打ち立てたこの都市の誕生・成立・発展の過程、さらにその可能性と限界を、多くの貴重図版とともにエキサイティングに描き出す。この書を読まずして、現代建築を語るなかれ。
■S,M,L,XL +
70年代末、『錯乱のニューヨーク』で建築界の寵児となったコールハース。以来、建築家として一作ごとにセンセーションを巻き起こしてきた彼がブルース・マウと組んで'95年に刊行した『S,M,L,XL』の核となっているテクストをセレクト。あわせて『ジャンクスペース』などその後の問題作10篇を収録。世界の都市の最前線を深い洞察力でとらえたその思想の核心を凝縮した書。
□問題提起
・ジェネリック・シティ
・都市計画に何があったのか?
・ビッグネス、または大きいことの問題
・まさかの林檎
・基準階平面
・グローバリゼーション
・クロノカオス
・スマートな景観
□ストーリー
・白いシート(ある夢)
・ソビエト宮殿 ベッドタイム・ストーリー[仮想建築]
・ミースをつくった家
・レス・イズ・モア 1986年ミラノ・トリエンナーレの展示
・ヨーロッパ+アメリカの前衛
・日本語を学ぶ
□都市
・ユートピアの駅
・実地調査の旅(最初で最後の・・)AA調査報告
・ベルリン-建築家のノート-
・無を思い描く
・20世紀の恐ろしき美
・アトランタ
・汚れを背にした白いブリーフ ニューヨークの凋落
・二つの新しい東京
・ピクセル東京
・最前線
・シンガポール・ソングライン
ポチョムキン・メトロポリスの肖像・・あるいは白紙状態の30年
□カデンツァ
・ジャンクスペース
著者:レム・コールハース
出版社:筑摩書房
サイズ:文庫
ページ数:
発行年:2015.05
